とんちゃんといっしょ

Cloudに関する技術とか日常とかについて書いたり書かなかったり

オンラインイベントプラットフォームAirmeetがよさそう

先日Chaos Carnival 2021に参加してきました。

chaoscarnival.io

イベントについてはそのうち書くかもしれないし書かないかもしれないので置いておいて、 今日はそこで使われていたオンラインイベントプラットフォームのAirmeetについてちょっと書いておく。

Airmeet とは

www.airmeet.com

Airmeetは、イマーシブ (没入型)イベントを催し、オンラインで本物のつながりを築くオールインワン・プラットフォームです

クイックツアーを見ると概要がつかめるのですが、オンラインイベントを主催する側・参加する側として欲しい機能がまさにオールインワンです。

www.youtube.com

参加者側の視点と主催者側の視点でいいところとイマイチなところを書いておきます。

参加者視点

1. セッション中のChat & QA

セッション中のChatやQAはSlidoを使うとできるのですが、ここ1年ほど使った感想として、 別アプリや別タブでセッションを見ながらSlidoにリアルタイムにコメントや質問を書き込むのが意外と面倒です。 他の人もそうなのか、参加したイベントの多くでは質問はセッション中ではなく発表終了後のQAタイムに入ってから投稿される事が多いと感じています。

それがAirmeetではセッション見ながらChatやQAができるように1画面にすべてが収まっているのはかなりいい感じです。

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QAとチャット

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QA機能

SlidoはTeamsインテグレーションやサイトへの埋め込みなども可能なので、これだけならまだAirmeetじゃなくてもいんじゃないってるところですが他にもAirmeetの良さそうなところがあります。

community.sli.do

2. セッションへのリアクション機能

セッションに対してコメントするまでもなくリアクションをしたいなーというときがありますが、Airmeetではリアクションが用意されているのでそれを押す、もしくは連打することで発表者に反応を伝えることができます。

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セッションへのリアクション

3. 手を挙げると直接質問ができる

1でQAが書き込めるという話は書いたのですが、手を挙げることで直接質問をすることもできます。

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手を挙げると直接質問ができる

これはHost側が手を挙げている人を指名することで、その人が発表者のような扱いになり発言が可能になります。

なお、手を上げての質問は1度に1人までらしく、ホストが別の手を挙げている人を指名すると質問者が切り替わります。

主催者視点

1. 無料で100人までのイベントに使える

Airmeetは100人までなら無料で使えるのでちょっとしたMeetupぐらいであれば気軽に使えると思います。

課金をするとConferenceというブースやスポンサー、パラレルセッションなどの機能も使えた上で最大1000人までのイベントができるようですが、 まだ課金していないのでどんな感じなのかはちょっと不明です。

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作れるイベント

2. デフォルト録画してくれる

主催をしていて何度かやってしまっているのですが、イベントの録画をするつもりが録画ボタンをポチり忘れていて・・・というのを何度もやらかしています。

Airmeetではデフォルトで録画してくれる(もちろんオフにもできる)のでその点録画し忘れはなく、あとから録画した動画をDLすることができます。

3. Backstageという概念が面白い

Airmeetではスピーカーとホストが待機するBackstageという概念があります。

参加者には見えない舞台裏でホストとスピーカーが直前の打ち合わせをした後に、セッション開始ボタンを押すと10カウントの後にセッションが始まります。

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セッションスタートすると10カウントから始まる

4. Live pollingが簡単にできる

発表中に "Yes/No" の簡単な質問を参加者に聞いて反応をもらうことができます(これもslidoにあるけど1画面に同居しているのは便利)

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Live Polling

5. Sessionのタイムテーブルを作成できる

ダッシュボードからイベントのタイムテーブルを作成することができ、各セッションの情報などを埋め込むことができるだけでなく、そのイベントで誰が登壇するかを事前に登録した登壇者から指定することができます。

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セッション情報の編集画面

6. ラウンジが用意できる

イベント主催者として参加者が交流する場をどうするのか、ワイワイする廊下的なのをどうするかという問題がオンラインイベントではつきまとうのですが、Airmeetではラウンジという機能があり、テーブルに対して2~8人が参加して会話をすることができます。

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ラウンジ

まぁ機能としてあっても実際テーブルにいきなり突撃する敷居は高いんですけど、ないよりはあったほうが間違いなく良い機能だと思います。

イマイチな点

ChromeかEdge使えっていわれる

Safariなどは使えないのでChrome 79以降かEdgeを使えっていわれます。

日本語入力がちょっとおかしい

日本語変換時にEnterを押すとそのままPostされてしまうので多言語化はまだ弱いみたいです。

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日本語入力ちょっとおかしい

2/15 追記

Airmeetのチャットのバグがやっぱり致命的だよねっていう話があったので問い合わせをしたところ

  • 現在英語以外はサポートしてない
  • ユーザから多言語対応のリクエストは来てるので対応は計画している
  • 対応の時期は未定

とのことでまだ時期尚早っぽいです。。。

レジストレーションなしだと参加者側のアイコンが設定できない

レジストレーションイカの3つが選択可能なのだが、一番上の「レジストレーションなし、イベントリンクのみ」を選ぶと、参加者側はアイコンが設定できない。

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レジスト選択

その他

無料だとOrganizerが全部一人で面倒を見ることになる

イベントの設定はOrganizerかco-Hostだけができるようなのですが、 無料の場合はco-Hostが設定できないのでOrganizerが一人でイベントの面倒を見ることになります。

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プランごとの違い

課金することでco-Hostという共同管理者を最大10名まで設定できるようになるので、大きなイベントをする場合は課金したほうがいいと思います。

Live Streamが使える

AirmeetのイベントをYoutube Liveなどへストリームできるようです

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Live Streemが使える

Booth & Sponsorという機能がある

オフラインイベントのときにあったような展示やスポンサー専用の部屋を用意できるようです。 ただ、こちらは課金しないと使えない機能なので又機会があれ場使ってみたいと思います。

最後に

宣伝になりますがAirmeetを月末のNTT Tech Conference #5で使ってみようかと思っています。チャットがまともに動かないので使わない方向になりそうです。 このイベントはNTTのエンジニア有志が開催しているイベントで様々なジャンルの話が聞くことができます。

イベントに興味がある、もしくはAirmeetに興味がある人は参加登録してみてください〜

ntt-developers.github.io