とんちゃんといっしょ

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閃輝暗点になって MRI 撮ってきた

突然ではあるが一昨日に閃輝暗点という症状になり MRI を撮ることになったのでログとして残しとく。


きっかけ

その日は1 日研修で朝から研修で話を聞いたりグループワークをしたりしていた。

夕方のあともう1時間で研修が終わるというぐらいのタイミングに突然視界がボケ始めた。 視界の中央にビー玉ぐらいの大きさの◯でボケる点が現れる。

最初は疲れ目かなと思い目薬をさすも改善されない。

どちらかの目に異常が出たかと思い

  • 右目をつぶる → ボケた ◯ が見える
  • 左目をつぶる → ボケた ◯ が見える
  • 両目をつぶる → ボケた ◯ が見える

んー、これはどう考えても目じゃなくて脳の方だなと思いながら研修を続けるが、画面が見にくいのでワークが進まないので困る。

病状の特定

Zoom で研修を受けながら Slack で会社の人に視界がバグってるという話をしていると、後輩から

「それ閃輝暗点じゃないですか?」

と指摘される。なにそれ状態のためググる

konno-eye.com

閃輝暗点(せんきあんてん)とは、視野の真ん中にキラキラとした光やチカチカとした光、ギラギラとした光が現れ、視界の一部が暗くなって何も見えなくなる症状を指します。これらの症状はしばしば「歯車」や「城壁のような形」で現れ、まぶたを閉じても光は消えずにそのまま残ります。通常は15~30分程度で自然に消失しますが、その驚きから眼科を受診される方も少なくありません。

なるほど、視界の一部が暗くなってはいないものの視界の真ん中に光っぽいものはあるのでこれっぽいのでひとまず閃輝暗点と仮定することにする。

経過観察

仮に症状が閃輝暗点だとすると、上記サイトによると15〜30分程度で消失するとのこと。

この時点で開始15分ぐらいなので残り15分ぐらいを待って消えなければ別の症状を疑おうと思っていたところ、視界の真ん中にあった◯が徐々に右端に移動していく。 そして移動していくにつれてボケた◯だったものがギラギラとカラフルなデジタルモザイクのように変化していく。

なるほど、閃輝暗点がもう少しで終わるんだろうなと予感をさせるのでこのまま様子見を決める。

なお、この間も研修のワークをしていたのだが、視界の端が眩しいのでなかなか進まない。 そして Slack ではみんなから今すぐ病院にいけと散々言われるものの、あと30分ぐらいで終わるしな〜と思いながら過ごす。(みんないいやつだな〜とか呑気な自分)

結果、30分程度で視界は元通りになりほんのちょっぴり痛いかな程度の頭痛が現れる。

眼科受診

研修終了後、即座に業務終了報告をして病院へ向かうことにするが、あいにく近所に脳神経外科はないのでひとまず眼科を受信することに。

リビングでは子どもが iPad で実家と連絡していたので「目がバグったから病院へ行ってくる」と伝えると脳梗塞を疑われる。うちの父は脳梗塞で入院したことがあるので自分もその可能性を考えたが呂律は回ってるし手足も動くので違うだろうなという判断である。

病院に向かう直前に嫁が帰ってきたので呂律の確認はしてもらった問題なし。 自転車にまたがり病院へ向かうが、一応倒れたときのことを考え、すぐ人に見つけてもらえるように大通りを通る。

病院はガラガラだったので即座に診察となったものの目に異常なしとのこと。 なのでやっぱり脳の問題ということで次症状が出たら脳神経外科を受信するように勧められて帰される。

この日は大事を取って御飯のあとに1時間睡眠を取り夜も趣味の釣りには出かけず0時前に就寝。

翌日

いつも通り7時過ぎに起きて子供の学校の準備を手伝い仕事開始。 周りに脳神経外科にもいけと言われるものの、2駅となりの脳神経外科はあいにくのお休み。

あんまり頭の回転が上がらないなーと思いながら午前中を過ごすも、午後からほんの少し頭痛がしてくるので、念の為脳神経外科を予約する。

仕事終了後にいつも通り家事を一通りこなして釣りへでかける。 ここでもほんの少し頭痛は続いていたけど、まだ人通りの多い時間なので倒れてたら見つけられるはずという謎の自信。 ただ、潮回りもあんまり良くないので1匹釣って日付が変わる前に帰宅し、1時前に就寝。

脳神経外科受診

いつも通り7時過ぎに起きて子供の学校の準備を手伝い、午前休にしようと思っていたが、犬の散歩中に問い合わせなどが入ったのを確認したので仕事にする。

一通り仕事をこなして念の為休みだった妻に車で送ってもらうつもりだったが、妻は妻で腹痛で動けず自分で車を運転して行くことに。

到着後、受付をして問診表を書いて割とすぐに診察に呼ばれる。 症状を伝えると「多分閃輝暗点だね」と言われ、MRI撮っておくかと聞かれる。

MRIを撮らないという選択肢も選べるっぽかったが、先生が「このまま大丈夫って帰しちゃうと僕ヤブ医者か預言者になっちゃうから〜」と言っていたし私自身 MRI で自分の脳みそ1回見てみたいと思っていたので MRI を撮ってもらうことに。

金属類ははずせと言われメガネ、時計、指輪、ベルトなどを外しながら「銀歯は?」と聞くと大丈夫と言われる。なお、ジーパンに付いてるボタンとかも取り外せるものじゃなければ大丈夫らしい。

はじめて MRI の中に入って「なるほど、同意書に閉所恐怖症じゃないかと聞かれるわけだ」と思うぐらいに顔の前の空間が狭い。そしてヘッドフォンをさせられているけど色々うるさい。

個人的にはなぜかヘッドフォンからすごく小さく聞こえてくる魔女の宅急便の曲(ルージュの伝言)が一体誰のチョイスなのかが気になったが2曲めが流れ始めたぐらいで寝てしまい、終わりかけ直前に音で目を覚ました。

時間にして15分ぐらいらしいのだが、たぶん10分ぐらい寝てたと思う。

MRI の後もすぐに診察室に呼ばれ、写真を確認されたもののどこにも異常なしとのこと。

次なにかあっても慌てなくていいし、連続して起きるようだったら後頭葉てんかんを疑うけどそれまでは特に気にしなくていいとのこと。

薬もなくそのまま帰されておしまい。

おわりに

そんなわけで、突然視界がバグってびっくりしたものの、結果的に目も脳も異常がないことが証明され、念願だった MRI までできてしまった。

ただ、血圧が140とかちょっと高めだったので寝不足と塩分に気をつけようと思う40の冬であった。