とんちゃんといっしょ

Cloudに関する技術とか日常とかについて書いたり書かなかったり

マウンテン

最寄り駅を降りて山を目指す。
行く途中が坂になっていてまさに山。
そして日光まぶしい昼の坂道を歩くこと10分ほどでマウンテンに到着。


  


うわさにたがわぬ看板とその景観。
そして傾いた氷の看板がやるせなさをかもし出している。
そしていざ突撃。
7人が一度に入れずに待たされることも予想していたのだが、意外とすんなり入れた。


そしてメニューの選定。

サラダの欄にご飯とパンがあるのが謎だが、今回は隠しメニューのタライ氷に挑戦しに来たのでメニューから探す。
だが????がみつからない。
店員に聞いてみたが、ぼそぼそっと何かを言ったのだが聞き取れずないものと判断してあきらめることに。
後に公式ページを見てみると

・4人以上でオーダー可
 3人以下の場合はダブルでお楽しみください。
・忙しい時は作れないかも?(休日、盆休みなど)

お昼時だし急がしかったのかな・・・


取りあえず別のメニューを選びことになる。
やはりここは甘口抹茶小倉スパを行くべきかと話が出るが、残念ながら私はあんこが苦手なのでPitが挑戦しようとする。
しかし、斜向かいのテーブルに甘口抹茶小倉スパが入るのを見てメニューの変更。
結局7人で8品目を頼むことに。
Pit     おしるこスパ
私      アボガドとツナのピラフ      
G      納豆と味噌のピラフ
上記3名   納豆とサボテンの卵とじ   
俺式     大人のお子様ランチ   
緋魔人    シーフードスパ      
Pascal    サーモンスパ    
Eago     シーフードトマトピラフ


上記4品は明らかにネタで、前評判としてはおしるこスパはやばいらしい。
そして私はネタっぽいが無難に食べられるだろうとアボガドとツナのピラフを注文。


そしてメニューが次々とテーブルにやってくる。
   


だがそんな中で注文した覚えのない「ツナとXXX(覚えていない)のスパ」がやってくる。

誰も注文した覚えがないのだが、来てしまったしたぶんネタ3人組の注文が間違って通ったのだろうと解釈して私、Pit、Gで食べる。
普通に食べて、先におしるこスパを食べていたPitが上手いと言いながら食べていたのが印象的。


そして悲劇はこの後起こる。
  
全部の注文計8品がそろったところで、先ほどのツナのスパがシーフードスパであったことが判明する。
よって、3人で既に食べてしまったので、あまった納豆とサボテンの卵とじが緋魔人の元へと行くこととなる。


そしてその後は(一部が)阿鼻叫喚の地獄絵図となる。
ここから先は私は自分のレポートしかできない。
なぜなら、アボガドとツナのピラフが私の予想を超えたまずさを誇っていたからだ。
このまずさを前に他の料理に手を出す気がなくなり、他の料理に関しては一切ノータッチとなったからだ。


正直にこのアボガドとツナのピラフはマズイ。
見た目の時点でこげが混じりまくっている。
そして匂いはよく分からないのだが、前の席に座っているGの納豆と味噌のピラフから焼けた納豆の匂いがこちらの鼻を麻痺させる。
そして味。
まずアボガドとツナとピラフを混ぜて食べてみる。
マズッ!
予想外のワサビ醤油味に思わず噴出しそうになる。
そして鼻に抜けるワサビの風味がなんとも不快である。


きっとこれはアボガドにワサビ醤油がかかっているのだろうと思い、アボガド単品で食べてみる。
青臭っ!
アボガド単品にはワサビ醤油などかかっておらず、むしろ熟れる前に出されたアボガドの青臭さが前面に押し出されている。
もしやと思ってツナを単品で食べてみる。
塩辛っ!
ツナに塩味をつけたのか知らないが、その上にワサビ醤油がかかっているようで、塩辛さの上にワサビの風味が凶悪である。
本当に水を飲まなければやってられない。


そして、困難な登山が始まる。
何名かは私のもがく姿を見て一口挑戦するが、次がない。
そして援護がないまま一人で頂を目指すこととなる。


食べても食べても減った気がしない謎のピラフ。
そもそも食べるように作られた気がしない時点でこれは食べ物ではないと思えて仕方がない。
食べれば食べるほど、体から謎の汗が出続ける。
これが巷で有名な「体から毒素を出す」と言われるデトックス効果なのだろうか。
体にとって有害なものをすごい勢いで摂取しているので、体が超反応をしているとしか思えない。


そして、最初は何でこげが入ってるんだと店の質を疑ったが、むしろ焦げの部分が救いとなるとは思いもよらなかった。
焦げの部分で味をごまかしつつ水で流し込みながら食べていくと、更に難関に気づく。
たまねぎが半生で辛い。
本当にこれは人間の食べ物かと神に問いたくなる。


以前に登山経験者のこもも嬢に「味噌ピラフをスプーン2杯残して遭難した」と聞かされたときは
「2杯ぐらい気合で行けるだろう」と思っていた。
しかし、実際に自分が残りスプーン数杯というところに来ると、体が動かない。
正直、吐き気と虚脱感で一杯になる。


周りにあおられて残りを口に入れていくが、口の中は咀嚼はするが飲み込めない。
脳と胃から拒否反応が出ているので飲み込むことができないのだ。
だから水で無理やり胃に流し込んでいく。
最後の2杯で本当に遭難するかと思ったが、ついに登頂。


本当に吐くかと思うぐらいの厳しい戦いだったが何とか登頂。
だが、ここでトイレに行ったら吐くと言うか動いたら吐くと直感したので隅っこでおとなしくしておく。


Pitが何度もトイレに行っては戻ってくるという奇行をしていたので後に聞いたところ「トイレで吐くかどうかを悩んでいた」とのこと。
しかし吐かないあたりはさすがである。


私を除く残りの6人は3人ずつでカキ氷を注文しようとしていたが、私の意識はここでいったん途切れる。
カキ氷に対して私が知っているのは数場面で、
1.Pitが砂の城のごとく穴を開けていたこと
2.カキ氷の一部が崩れてテーブルに落ちたこと
3.「まだアイスが残ってるー」と言う叫び


そして次に私の意識が戻ったときにはカキ氷はキレイに殲滅されていた。
そして同じように、アボガドとツナのピラフの味も脳内から抹消されていた。
今となってはあの味を思い出すことが不可能である。
きっとあまりの衝撃に脳が記憶することを拒否したのだろう。
だが、深層意識の中で「アレはマズかった」とはっきりと刻まれてしまっているのはゆるぎない事実である。


こうして一人1100円程度でもう2度と来たくなくなるほど満足させられて下山することとなる。


PS:帰り際に気がついたこと

サボテンもしかして自家栽培ですか?