グループ面談ということで、院生6人に対して教授1名と就職課1名で面談の練習をしてきた。
院生だからか知らないが、自分の名前を言うこともなく座らされる。
そして、左から順に進学か就職が尋ねられ、就職ならば希望する業種、職種、勤務地、企業規模を尋ねられる。
その次に自己PRを1分ほどで。
とりあえず学校でのこと、学外で勉強会やイベントに参加していること、研究についてまとめたものを言う。
評価としては、この自己PRで通じる企業もあるけど通じないところもあるだろうから企業にあわせて臨機応変に変えるようにとのこと。
一番長くアドバイス受けていたけど、基本的に好意を持ったアドバイスだったので気にならない。
最後にグループ討議。
テーマは「エンジニアに必要な能力は何か?」
これがやっかいだった。
私的に乱暴な言い方をしてしまうと必要なのは「技術力」の一言に尽きるんだけどな・・・
とりあえず、話を始めるきっかけを作って先制パンチ。
そのままの流れで進行役をゲットし、立候補でタイムキーパーと意見まとめて発表する役を決める。
6人の意見は以下の通り
- コミュニケーション能力
- 独自性
- 好奇心、向上心
- 論理的に説明できる能力
- 情熱
- コミュ(ry
1と6の意見を聞いて、必要なのには同意するんだが何か違和感が。
エンジニアに必要というより、SEに必要な能力と勘違いしてそうな気がする。
そう思って突っ込んでみると、1が「大勢の人間と作業を潤滑に進めるためには必要だ!」とのこと。
でもそれってエンジニアに必要なんじゃなくて社会人として必要なのでは?
しかしながら1の相手ばかりもしてられないので、司会として話を広げてみる。
4の「論理的に説明できる能力」というのはつまるところコミュニケーション能力の一種だということで同意を得る。
これで意見がひとつまとまる。
5の「情熱」は分かりにくかったのだが、話を聞いていくと問題解決に対する「誠意」や「やる気」的なエンジニアに必要な「人間力」として捉えることができたのでそう位置づける。
3の「好奇心」、「向上心」というのは技術者として土台にある「技術力」を養うために必要なものだとする。
そして、2の「独自性」は土台である「技術力」の上に成り立つものだという話になる。
あとは「コミュニケーション能力」の位置づけである。
今回挙げられた「コミュニケーション能力」はエンジニアに必要な「人間力」と「技術力」のどちらとして捉えるかが問題となる。
4や6の話から、コミュニケーション技術の話しかと思い「技術力」の部分だと思った。
しかし、1が「自分が言ってるのは生きていくうえで必要なコミュニケーション能力だ!」と言い出す。
・・・人間?
ちょっとまて、こいつは何を言ってるんだ?
思わず1が喋っているのを聞きながら3秒ほど頭の中で情報を整理する。
・・・もしかして1言ってるコミュニケーション能力ってエンジニアに必要な能力というより人間に必要な能力じゃない?
これでようやく違和感の正体に気づく。
1が言ってるのはエンジニア以前の話だ。
それは話がかみ合わない・・・
でも、「人間力」ということにして話をまとめる。
こうして最終的にエンジニアに必要な能力は「人間力」、「技術力」と、これらを土台とした新規性や独自性となる。
総評では、教授に褒められた。
わはー
けど、個人的には自分の主張を繰り返す1に熱くなりすぎて4と6に話し振るの忘れていたのを反省。
で、教授の1への総評をまとめると
「意見を言うのはいいことだが、押し付けイクナイ。個人的にはそういうの嫌い」
まぁ、コミュニケーション能力と訴え続けた奴が一番コミュニケーション能力がなかったというオチ。