とんちゃんといっしょ

Cloudに関する技術とか日常とかについて書いたり書かなかったり

企業見学会潜入

起きてある程度の支度を済ませてからスーツに着替える。
最後にスーツを着たのは4月の院試のとき。
あのときはPascalと「もう次は卒業式まできることないよなー」と言ったのに半年もせずに着ることになる。


電車で京橋まで行き、環状線に乗り換えて福島駅に行く。
企業のHPには大阪駅から徒歩10分と書いてあるが、たぶん集合場所の問題とかで違う駅なのだろうと勝手に妄想しておく。


20分ほど前に到着して3回生の群れに溶け込む。
そしてうちの教授に本日の潜入方法についての再確認をした後、顔を知っている別の教授に挨拶しておく。
「あれ?3回生?」と言われたが、いえいえ4回生ですよ。


10分前になって、いないやつの確認をするとしょーごがいない。
5分前にもいないのでフレイヤが電話をするとあと2〜3分と言われたらしい。
そして集合時間の13時に電車がやってくる。
だが集合場所の改札口から降りてきた乗客を見てもしょーごの姿はない。
遅刻しやがった。
再度フレイヤが電話するとまたもあと2〜3分と言われたらしい。
そして5分後ぐらいに改札と反対の方向から走りこんでくるしょーご。
「電車が20分ほど遅れたので仕方がない」と言われたが、それなら遅れると分かった時点で電話しろと注意。
すると、「間に合うと思いました」と言われる。
思ったのはいいけど間に合ってないwwww
そしてこの時点で今日はしょーごが可哀相な子になる気がしていた。


しょーごが来た後、来ないのは放っておいて雨の中を歩いて目的地へ。
うちの教授のつてで今回の企業に見学が行くことになったせいか、教授が後ろを置いてどんどん進んでいく。
その次に私が続く形で歩いていく。
30人以上の黒スーツが延々と歩くさまは異様である。
先頭から後ろを眺めるとまるで葬式へ行く一団のに感じる。


目的地についた後、入り口で名簿のチェックがある。
とりあえず一番最後に並んで、あまった名前を失敬して無事に潜入。
会議室に通されて前のほうに座らされる。
本日は自重しようとしたのに早くもできなさそうな予感にさいなまれる。


人事担当の話を聞いていると他のSIerと変わった事は特になさそうに思えた。
そう思いながらメモを取りつつ、話の展開が予想できるようになって余裕が出てきたので周りを見渡す。
思いっきりフレイヤが寝てるのが目に付く。
合宿で疲れているのは分かるが寝るな。


人事担当のあとはうちの学部卒のSEが話をしてくれる。
今年で3年目と言うことはKirika氏と同期だなと思いながら話を聞くと、よくうちの研究室にも来ていたらしい。
ということでKirika氏のことは後で聞こうと思う。
SEとしての話は、去年の企業見学会や合同企業説明会で聞いたことと大差がなかった。
ただ残業の話を聞いたときに、この会社のSEは他の会社のSEほどきつそうではないと思った。


休憩を挟んで質問会に入る。
去年までは職場を案内してもらっていたが、今年は訪問している企業が違うことと、セキュリティの問題で職場へはいけなくなったらしい。
個人情報保護法案の影響がここにも出ているのだなと思いながら、質問も自重することにする。


今年はうちの研究室以外も頑張って質問していたので悠々と聞く側に回れた。
自重しても聞きたくなるのが心情で質問がなくなるごとに手を上げようかと思う。
しかし、その度にしょーごテンパりながら質問をしていくので上げる機会はまったくなかった。
だが、最後になるにつれてしょーごのテンパり方が激しくなる。
最終的には質問の最中に何が言いたいのか本人すら分からなくなり、人事担当に「頑張ってください」と言われる。
しょーごが頑張っているのはすごく認めるのだが、その空回りっぷりが哀れになる。
あと、フレイヤが「先輩から職場の上司、同僚、後輩との悲惨な人間関係について聞いたことがあるのですが、こちらではどうですか」とデッドボールを投げる。
誰だこんなこと教えたのはw


結局目標であった仮想化技術の話と、訪問先企業の本体が作っているTOMOYO Linuxについての質問はできないまま質問会が終了する。
そして帰り際にOBのSEにKirika氏の話を少ししてから帰る。
ついでに人事担当に院生の募集もしているのか確認をしておく。
今日の感想として、話を聞いた感じからすごく優良企業と思ったので2年後の候補にしておこう(ぉ