もう3ヶ月も前の話ですが鼻を折ったので治したら治療がかなり辛かったという話です。
1 回目の骨折編
仕事中に宅配が来たのでインターホンに向かう。
インターホンで応答したあと、荷物を受け取りに玄関に向かう途中、数日前に我が家にやってきた犬の方を見る。
犬もこちらを見ているので犬に手を振りながら玄関に向かうために前に強く一歩踏み出したところ、ドアに衝突した。
窓を開けていたため、風の影響でドアが半開きの状態になり、本来あるはずのない位置にドアの縦に細長い部分が存在し、そこに鼻からぶつかった。
ぶつかった瞬間 ミシッ という音がしたので「あっ、これは折れたかも・・・」と思いつつも半泣きの状態で玄関へ向かい荷物を受け取る。
診察編(1 日目)
しばらくしても痛いので病院に行こうと仕事を早めに切り上げ整形外科に向かう。
整形外科で問診票を書いて待っていると、受付の人から呼び出される。
受付の人からは「首から上は耳鼻科だから耳鼻科に行って欲しい」と言われて整形外科を出る羽目に。
人生において骨折でも首から上は整形外科ではなく耳鼻科ということを初めて知る。。。
幸い、耳鼻科は整形外科と同じ建物にあったので、そのままの足で耳鼻科へ向かう。
耳鼻科では診察自体はしてもらえたが、 CT の機械はないらしく触診等で触られた感じではやはり折れているらしい。
でも結局、詳細はわからないので大きい病院に行ってほしいということで紹介状をもらって耳鼻科を撤退。
1日目は骨折してるらしいで終了。
診察編(2 日目)
紹介状をもらったあと大きい病院へ連絡をし、翌朝見てもらうことに。
幸い耳鼻科は空いていたらしくすぐに診察に通されて触診のあと CT を撮られて確認。
結論として
折れてはいるけど、鼻が1ミリに満たない程度曲がったかな・・・?
という程度らしい。
医者からの説明では、治すには鼻に麻酔をしたあとで鉄の棒を突っ込んで整形するという話だが「この程度ならやらなくてもいいかもしれないけど、どうします?」と聞かれる。
難しい。
とりあえず1週間後に予定を入れさせてもらえたので、それまでの間に考えて、手術がいらないなら電話でキャンセルをするということで時間をもらいその日は病院を撤退。
2 回目の骨折編
病院で骨折を告げられたあと様子を見ていたが、多少鼻の通りは悪くなったもののあまり違和感もないのでこのままでいいかと思い始める。
だって、麻酔して鉄の棒鼻に突っ込まれるとかどう考えても拷問でしょ・・・
診察の予約は明日なので病院に電話してキャンセルをしようと思うが、もう病院はやっていない時間だった。
明日の朝にキャンセルの電話をかけようとおもいつつ、犬のご飯を買いにホームセンターへ向かう。
ホームセンターでカートに子供を載せて店内を進む。
カートはカゴと持ち手の間に子供が立てるスペースがある仕様になっており、そこに子供が立っていた。
ある程度進んだところで子供がふざけておしりをこっちに突き出してきたので、サッカーのリフティングの要領でお尻を軽く膝蹴りしていく。
膝蹴りを続けていくと子供が楽しくなったのか突然飛び上がる。
そして飛び上がった子供の頭が鼻に直撃する。
今度もぶつかった瞬間 ミシッ という音がしたので「あっ、これは完全に折れたな・・・」と半泣きになって店内でしゃがみ込みながら悶絶。
結果、病院のキャンセルをせずそのまま診察をうけることになる。
治療編
次の日のお昼過ぎに病院に行く。
先生に事情を説明すると「えっ!?鼻また折れたんですか?!」と驚かれる。
そうですよね、自分でもびっくりですよ・・・
先生から触診と目視の結果これは完全に曲がってると告げられる。知ってた。
CT を撮り直すかと先生に聞かれるが、もう折れてるのも曲がってるのもわかっているので、治療費が高くなるだけだと判断してCTをお断りをして治療を依頼。
当初鼻に麻酔をするという説明を聞いて鼻に注射をするものだと思いこんでいたが、麻酔のついたガーゼを突っ込むらしい。それも3回も。
1回目のガーゼを鼻に突っ込まれたところ、死ぬかっていうぐらいむせる。
胃カメラを鼻から入れたことがある人ならわかるかもしれないが、鼻に麻酔を入れると麻酔が喉まで落ちてくる。そして喉が麻痺するまでの間にむせるしえづくことになる。
病院の待合室で「オェー」って言いながらひたすらむせ続け、口から出てくる唾液をティッシュで受け続ける。かなり辛い。これがあと2回も。。。
しかし、幸い2回目以降は鼻の奥に入れられるガーゼが辛くはあるものの、喉は麻酔が効いてきたのかむせることもえづくこともなく淡々と進む。
3回目の麻酔が終わったところで診察台の上へ。
目隠しをされていたので多分だが、更に鼻に麻酔の注射をしたあとで鼻に鉄の棒を突っ込まれる。
そして先生が力いっぱい曲がった鼻をもとに戻す方向へグイグイ曲げるし押し上げる。
しかし、どうやら今ひとつうまく行かないらしく、5分ほどだったところで別の先生を連れてくる。
そして別の先生、私の唇を使ってテコの原理で鼻を更に上に上げる。唇は麻酔が効いていないからちょっと痛い。。。
鉄の棒で持ち上げたあとは鼻を固定するためにガーゼを詰め込まれる。
1週間後までガーゼは鼻に入れたままにしなければいけないらしく、鼻水とか鼻血は脱脂綿などで受けるようにと説明される。
そんなこんなで治療自体は終了。
先生たちのお礼を言ったあと診察室を出る際に「あー、鼻が痛い・・・」とぼやいたのが聞こえたのか先生たちが爆笑していた。
その後、痛み止めや抗生剤などを受け取って、支払いを済ませて病院を撤退。
車で病院まで来ていたので、自分で運転をして帰ることになるのだが、道中で麻酔が切れたのか鼻が痛い。
鼻が痛いと涙が出る。車の運転をしながら涙がボロボロ出るので痛いしつらい。。。
家に帰っても痛いのでご飯を軽く食べて痛み止めと抗生剤を飲んで痛み止めが効いているうちに寝る。
夜中3時頃に痛みで目が覚めたので釣りに行くと魚が釣れたので気晴らしにはなったが鼻は痛い。
治療中編
治療後 3 日ほどは鼻がジクジク痛むので痛み止めでごまかしつつ、鼻に詰めた脱脂綿を定期的に交換すると鼻血がついているような状態が続く。
4 日目ぐらいから痛みが引いて多少良くはなるが、鼻に脱脂綿を詰めていないと鼻から水?が落ちてくる状態が続く。脱脂綿につく血の量はかなり減ってきている。
この鼻にガーゼと脱脂綿を突っ込んだままの生活はかなり辛い。
日中はうっかり脱脂綿の交換を怠ると鼻から出る水が滴ってくる。
夜は寝ている際に鼻呼吸ができないため口呼吸になる結果、口の中と喉が乾くので深夜に水分補給で起きるのでぐっすり眠れない。
そんなじわじわと真綿で首を絞めるような(実際には鼻の中に真綿なのだが)辛さに1週間耐える。
治療後期編
治療から1週間後、病院で鼻の中のガーゼを抜いてもらう。
ガーゼを抜いたあと鼻血が続くようだと再度ガーゼで鼻を固定するかもと言われたので内心ビビっていたが、鼻血は無事に収まり、鼻の中のガーゼとはここでお別れ。
「まだ微妙に曲がっているので、もう1回治療をやるのもありだけど」
と先生に言われるが、あんな辛いのをもう1回はゴメンなので、もしまた鼻が折れた際にはよろしくお願いしますと伝えてお断り。
最後に先生からは「このあと1ヶ月ぐらいは鼻をぶつけないように守ってください」と言われる。
・・・犬と子供に気をつけようと心に誓う。
その後1ヶ月は鼻を守りつつ生活を続け、現在3ヶ月ほど経過。
鏡を見ると鼻は多少曲がってる気もするが、そんなに気になるものでもないのでヨシとする。
まとめ
鼻を骨折して治療をするのは人生においてもかなりつらい経験に分類されるものでした。
みなさんも骨折、特に鼻の骨折にはお気をつけてお過ごしください。。。
干し芋リスト でお見舞いの品もお待ちしております(ぇ