最後のまとめに講評しろって言われたけど逃げた。
と言うわけでこっちに書いて晒しておく。
学内SNS
○各授業に必要と思われる要素が分析されていた
→ 要求分析の結果から機能の実装がなされていた
○利用者アンケートで効果の計測を行って考察がされていた
○学内に導入するための問題点や調整などを考えて発展させて良ければ面白い
×問題解決手段としてSNSが一番効果的と言う説明がなかった
→ SNS以外で効果が高い解決手段があったのではないか
×要求分析の根拠がない
→ 分析結果が正しいのかが判断出来ない
×運営側の視点が抜けていた
GAE
○流行りものを押さえてた
→ クラウドの中でPaaSを利用した開発
→ 技術的に面白い
→ 発表者グループの技術力を感じた
○今後の開発がPaaSに移行する可能性はあるので継続して調査して欲しい
×説明が足りない
→ 難しい内容なのは分かるが色々説明が足りないので理解しにくい
×研究目的をもっと絞るべき
→ 開発手法、動作、性能の中でどれか一つに絞るべきだった
・開発手法や動作は書籍やWebで情報として存在するのであまり意味がない?
・GAEと外部DBの連携を行った時の性能情報が欲しかった
・クラウドを利用するメリットがあまり伝わらなかった
地図共有SNS
○地図情報と行った視覚的な情報を共有するアイデアは良かった
○質疑応答のオチが面白かった
→ 彼が(留年で)引き継いで
→ 彼が(留年で)後を継いで
→ 後を引き継ぐ君は院進学?
○オチでもあったが引き継がれるのであれば発展に期待
×類似サービスの調査がされていない
→ 独自サービスの説明はあるが類似サービスに付いては触れていない
・「地図 共有 SNS -マインドマップ」で検索すると見つかる
→ 前日にVENT君が指摘したが当日も答えられない
×質問に不適切な回答
→ 妄想のGPSサービスで回答失敗
DB性能設計学習
○ここ数年で見たことがないDBを題材にした研究だった
○提案する学習環境の有用性は高そうだった
→ テーブル作成
→ データ作成
→ データの可視化
→ 性能比較
○発表に一番安定感があった
×性能調査結果の信頼性
→ 1人で利用した場合と複数のユーザが利用した際に性能結果は同じ?
×学習のサポートがされてない
→ 学習環境を提供するだけでどう改善するべきかを学ぶ仕組みが欲しい
全体まとめ
○研究、サービス提案としては例年通り興味深かった
→ 学内SNSは分析がされていて面白かった
→ GAEは技術的に面白い
→ 地図共有SNSはサービスとして今後期待できる
→ DB性能設計は使いたくなるサービス
○発表内容もスムーズに問題なく発表されていた
→ 発表やデモに特に問題なし
×考察や理由付けが足りない
→ 現状の問題点は説明されていた
→ 解決策としてその研究が一番効果的という証明がなされていない
→ 類似研究やサービスなどの調査がなされていない
×発表の練習が足りない
→ 発表自体はあまり問題はなかった
→ 質疑応答の際に不手際が多い
・質問に対する回答内容が不適切
・回答に不適切な発言が出てくる
・自研究室の3回生から質問が出る
疑問
・誰かタイムキーパーしてた?
所感
■卒業生として
ほぼ例年通りの研究室発表だったと思われる。
聞いていてタイトルだけでも面白いし聞いても面白かった。
しかしながら、発表練習が足りないためか自研究室の3回生からの質問が出て答えられなくて残念。
この件に関しては事前に3回生に研究を見せて、意見を聞いたり話しあったりしていないんだなと思った。
これは院生と卒研生の不手際というか3回生とのコミュニケーション不足だと思う。
ここまでが研究室で過ごした人間としての感想。
■なんちゃって社会人として
ここからは企業で10ヶ月ほど過ごした感想。
1.目的意識とかを持ちましょう
・その研究なんのためにやってんの?
・メリットは色々言ってるけどデメリットは?
・発表する相手は誰と思って資料作ったん?
・で、その研究として有意義だから今後どうするん?
とまぁ、なんか研究するのが目的になってて、
何のための研究なのかよく分からないモノが多かった。
私は最近の研修で散々言われたけど、
ゴールを決めて目的を定期的に振り返りながら行動してください。
気がついたら目的を忘れてるなんてのは人間よくあります。
今回の研究でも「○○を使った研究がしたい」と感じたものがあります。
でも企業からすると何か問題があってその解決手段として○○を使った研究をするのです。
場合によっては○○を使わないと言う選択肢すらありえます。
研究の目的を考えて決まったのならば、
定期的のその目的でよかったか振り返ってみれましょう。
2.プレゼンテーションスキルは残念です
うちの大学ではプレゼンテーションスキルに関する授業なんて全くないのだが、
少なくとも大きいSIerさん企業に入るとプレゼンテーションスキルは必須。
うちだと以下のような観点ではチェックを入れられる。
・スライドの作り方 → 絵を多く入れて直感的に分かる資料
・発表態度 → スライドではなく聴講者へのアイコンタクトを入れる
・喋り方 → メリハリをつけて重要な点を強調する
・ジェスチャー → 聴講者にわかりやすいように
・指し棒の使い方 → 遊ばせない
そういった面で見ると今回の発表者の多くはまったくできてない。
偉そうなこと言っても私もできてない方が多い。
でも、出来てないってことはせめて知っておいてください。
企業に入ると今回のような研究や発表をする人はごく僅かだと思います。
人によっては開発をするかもしれないし、お客様の対応のほうが多くなっていくかもしれません。
だからといってプレゼンテーションのスキルが不必要ってわけではありません。
できるに越したことはありません。
個人体験としては入社後の研修ではプレゼンテーションスキルが高い方が周囲の評価は高いです。
ただし、中身が伴ってないと評価は下がるだけなのでどちらも鍛えましょう。
3.最後に
なにはともあれお疲れ様でした。
春からはほとんどの方が社会人だと思うので、残り短い学生生活を満喫してください。
春から関東に来られる方は今後ともよろしくお願いいたします。
以上